プロフェッショナル 仕事の流儀『時代にあらがう、信念の金融』を見て心を揺さぶられた。己の愚かさに赤面もした。
イタチです。
株式投資をちょっとだけやっていますが、ほとんど素人です。
今のところ、ビクビクしながら日本の株をちょこっと売り買いしているだけなんで、大儲けも大損もしてないですが、やってみるとけっこう面白いです。
それに、それまで気にもとめなかったニュースだとか企業の情報なんかが、意識に引っかかるようになって、なんだか世界が広がった感じ。(それまでが狭すぎたんだけど)
ところで、
NHKの、プロフェッショナル 仕事の流儀『時代にあらがう、信念の金融』
みなさん見ました?
少し前(2015年5月11日)の放送分だけれど、けっこう心揺さぶられる回だったので感じたことを書いておこうと思います。(なかなか暇がなくて見れなかった)
鎌倉投信の名前は聞いたことあったけど、どんな会社かということは全然知らなかった。(そもそも投信そのものについても漠然としか理解してなかった)
当然新井和宏さんのことも全然知らなかったんだけど、外資系ファンドで数兆円動かしていたという経歴がまずすごい。(ぼくには無理だ。考えただけでちびりそう)
そしてそんなすごい人が、「相場なんて読めない」と言って、「徹底的に読まない」という原則で動いているというのがすごい。
短期的な上げ下げは全く見ずに、46社の株式を淡々と取引していく。
(値上がりした分は回収して、全体が均等になるように振り分けていくスタイル。投資する会社全体の成長に合わせて、資産を増やしていく)
たぶん、金融取引の世界に、正解なんかないんだと思う。
番組中で新井さんも言っていたが
「(原則を)決める、ということが重要」
なんだろう。
人間なら必ず出てきちゃう「欲」とか「弱さ」を徹底的に排除して、その原則のみに厳密に従うことができる人が、最終的には勝ち残っていく世界なんだろうと思う。
それから、投資先を選ぶときのスタイルもかっこいい。
社会的に意義があるとか、理念に心から共感した企業を投資先に選び、育て上げようとしている。「金融の持つ力」を信じている。
翻って、素人ポンコツ投資家であるぼくみたいなモンは、そもそもまともに株を選ぶのもおぼつかないし、株価の上げ下げを読もうとするなんて、そうとうおこがましいだろうと思った。
(投資先選びに社員の面談をするなんて、一個人ができることでもないし。)
もう自分で株を買って一喜一憂するのはやめにして、こういう会社にお金を預けて、間接的に社会貢献しつつ、リターンも期待するっていうのが、正しい方法なんじゃないかと思えてきたのでした。
鎌倉投信、ちょっと注目してみようと思います。